惟 だ、 真 故 の 味 に 中 毒 な だ け 。
酸化迷句【酸化make】
真故【Shinyue】と彼、白城【Shiragi】の
愛のかたちをちょっとずつ語っていきたいと思っています。

第11記-第15記まで。

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◆第15記◆20060404
昨日はテキストお休みしましたことをお詫び申し上げます。

親友が死んだときのことを話します。だいぶさかのぼったりしてすみません。

真故は親友が死んで、気持ちがおかしくなってた。
精神じゃなくて気持ち。まだ死んでないような気がしてしまって。
人の死に降れる生活をしていたから泣けなくなってました。涙も全然で。
出ることは出るのにスグに引っ込んでしまう。
わぁっと泣ければ楽だったけど、
泣けないからいつまでも意識がはっきりしてて辛かった。

彼女が亡くなってから泣けない真故は自殺行為を繰り返して彼に知られた。
前にも書いたように泣かれて。そして何年ブリに大泣きした。

整理のついた真故は手紙を出しました。
友人の名を書いただけの封筒に切手も貼らずに出しました。
今は何処にいるのかと。元気でいるのかと。

返事なんか返ってくるはずもない。リタアドは彼の家にしてました。
家に戻ってきて親になにか言われるのが厭だったし、
親友が死んだことをおじさんたちには言ってなかったから
書き忘れたんだと笑って渡してくれると思ったし。

でもいつまでたっても戻っては来ず、真故はもう忘れかけてた。
ある日、真故の家に彼女からの返事が来たんです。
おそるおそる読んでみると、それは紛れもない彼の字でした。

もう大丈夫だと言うことと、
是からはずっと側に居るから真故らしく生きてくれと言うこと、
もう腕を切らないで欲しいのだということが書いてあった。
【馬鹿みたい。彼女は真故がカッターだとしらないのに。
 それに字がもろ彼の字であるから気付くはずなのに。】


本当に嬉しかった。
でも彼には誓えなかった。

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◆第14記◆20060402
痛い、辛い。
自分自身である“彼女”との精神の戦いは
 右手の加害 と 左手の被害 によって繰り広げられました。
泣きたくても泣けない。バランスを崩して消えかけた方の負けだから。

不安定になると“彼女”が出てくる。
不安定になりたくない。でも誰にも云えないという恐怖から不安定になる。
フォークを使って抉ったり爪で掻いたりしました。
傷はスグに再生して治ってしまう。・・・でも跡だけは残りました。

日記でこのことを楽しげに書いた。そう書くことで少しは楽になれた。
真故は別に悪いことなんかしてないんだよ、と自分を肯定できた。

あるとき、彼にまたこうやって切っていることがバレた。
自傷はしないと誓ったのに。(誓ったときの話しは親友の話しで。)
・・・泣かれた。すごく泣かれた。
真故を抱きしめて大泣きする彼を見て真故も辛くなって泣いた。
・・・怖い怖いと不安定になって“彼女”が出てしまう、と思った途端、
からだにあった重いものがゴロンと外に落ちたような気がした。

“彼女”は出なくなった。
惟だ、不安定なときではなく 他人に深い憎悪を抱いたとき に出てくる。

頻繁に出なくなった代わりにまれに出る彼女は人も殺せそうな眼をしてる。

・・・もしかしたら、“彼女”は真故を落とす酷い役をかって、
真故を強くしてくれているのかもしれないと思った。

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◆第13記◆20060402
彼の手術も無事に済みました。心配して下さった方、ありがとうございました。

昨日の続き。昔の話をしようと思います。
二期の頃はだいぶ濃い内容です。自傷の目的がいろいろ変わる。

まずは自殺未遂。こんなので死ねるわけないのに腕に長い長い切り傷を付けました。
血が吹き出すのをみて 自分は何てあさはかなんだろう と笑った。

そうしているうちに、だんだん自分を痛めつける事に快感を覚えるようになった。
するとどこからともなく【もう一人の自分】というヤツが現れ始めた。
多重人格ならすぐに分かってもらえる。でも“彼女”は厄介。
真故自身なんです。きっと。そして“彼女”が耳元でささやくんです。

「殺しちゃえば?」

意識はあるのにそのときはもう自分を弄ってしまいたくて仕方ない。

快感を覚える為の自傷をしているうちに、激しい痛みを感じると自主規制、
すなわち“彼女”が消えることに気付きました。

そして真故はそれを【お仕事】と称し、
少しずつ快感から自主規制に変えていきました。

刺激を強める為に切るという行為から抉るという行為に変わっていった。
切り傷なら跡もなく消えるのに、抉った跡は消えなくなった。
気持ちが悪いほど再生力が有る代わりに傷は跡になってずっと残る。

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◆第12記◆20060401
リストカット【アームカット】の話。

真故はアームカッターでした。目的は時期によって違ってた。
一期は小学生の低学年のときだった。
両親の不仲。父親のDB【ドメスティック・バイオレンス】などで精神が病んでた。
【目的】:恐怖から・現実からの逃避。

二期は親友が死んだとき。
一期のときアムカが治まったのは彼女のおかげだったから。
真故の両親が離婚してから真故は東京から母親の実家の名古屋に引っ越したけど
彼女とはたくさんたくさん文通した。・・・大切な人だったのに。
そして真故は肺と肝臓を壊しました。親に隠れての喫煙と大量の飲酒が原因。
親は飲酒は知っていましたが、喫煙のこと・肺のことは知っていません。
【目的】:次に死ぬのは真故なのだという勝手な解釈からの自殺・後追い自殺。

二期の中からさらに枝分かれする。自殺に続き、快楽や自主規制など。
(二期の頃の詳しい内容はまた後で。)

これが治まったのは彼のおかげ。二期の間に真故はだんだん変わっていって、
歪んだ、嘘をつくヤツになっていたと思う。
友達だよと言っていても心の中ではどこか嘲笑っていて馬鹿にしてた。
彼のことも。
でも、下の◆第11記◆のことがあったから彼を愛するようになった。

【どうしてこんなことばかり起こすんだ。俺は真故だけを見てるのに。】

そう言って泣いてくれたのも彼だけだった。

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◆第11記◆20060401
今日の夜、彼の手術。今頃は検査しているんだろうなぁ・・・

昔の話。
真故と彼が出会ったのは親同士仲が良かったからじゃない。
本当は友達を通して知り合ったんだ。
其の友達っていうのがちょっと危険な人だったので友達にも言えなくて
親同士仲が良かったからなのだと言いました。
・・・まぁその友人も、それなりに我侭で信用できない子だったのでね。
別に嘘吐きって言われても構わないんだけど。

真故の親友が死んで、外では好い子ちゃんやってたときは辛かった。
そのときは付き合ってなんかいなくて真故は男をとっかえ引返して
酷いことを言って振っては仕返しされてた。
性的に仕返しされたのは一人。何度もされて自業自得なのに死にたくなった。

ある日、真故をつけてた彼が犯されそうになったときに助けてくれて。

本当に嬉しかった。まだ真故を救ってくれる人が居るんだと思ったら、
生きたい。
と感じてた。今が在るのも彼のおかげ。 


*slave principle* Bワイ.Shinyue
 
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