酸化迷句【酸化make】
真故【Shinyue】と彼、白城【Shiragi】の
愛のかたちをちょっとずつ語っていきたいと思っています。

第１５３記-第１５６記まで。

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◆第１５６記◆20060910
Ａ君とメールするのが厭。
ノートを見直すのが厭。
生徒会の仕事をするのが厭。
母親と喧嘩するのが厭。
お腹が常にいっぱいなのが厭。

無差別に掻く自分が一番厭。
学校に行きたくない。

しゃしゃり出る副室長の要領の悪さにゐらつく。
真故の腕を見て　お前はカッターだったのか　って視線を送ってくる
先生たちに会いたくない。

どうして。
頑張ってもまた血が流れるの。



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◆第１５５記◆20060908

噛みついて⇒引き千切って。

首を締めて⇒失神を繰り返す。

突き落として⇒背中をそっ、と。

切り刻んで⇒傷が癒えたらあなたの名前を。

 O X Y G E N = Mr. S h i r a g i _ R i

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◆第１５４記◆20060908
会って来た。
泣かれたけど、辛くなかった。
だって真故が一番泣いてたし、その間にも左腕は右手の加害を受けてたから。

頭ごなしに止めろというのは間接的にでなく、
直接的に真故ヲ殺そうとしてるんだってことをもう知ってるみたい。

白城の鼓動が疎い。
白城の強い腕が痛い。
白城のテノールが憎い。

愛し過ぎて愛し過ぎて愛し過ぎて、殺してしまいたいし、
殺されたい。

死にたいんじゃないの。
生きたい。
なのに白城に首を締めてもらいたいと、
切られたいと突き落とされたいと願うんだよ。

｢あたしは病気なんでしょう｣
　　　　　　　　　　　　　　　ＢＹ.椎名林檎【依存症】

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◆第１５３記◆20060907
白城に会いに行こう。

そう思って、次に目を開けたら血の海だった。
血が止めど無く流れてたのようなのに傷口はちゃっかり塞がってる。
しかも切り始めの初期段階を写真日記に載せてるし。

真故は阿呆か。

白城に仕方なく事実を告げた。
受話器の向こうで　うっ　てうめくような声が聞こえて

会いたい。明日でもいい。だから、会いたい。

って。真故は殴られることを期待した。

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