惟 だ、 真 故 の 味 に 中 毒 な だ け 。
酸化迷句【酸化make】
真故【Shinyue】と彼、白城【Shiragi】の
愛のかたちをちょっとずつ語っていきたいと思っています。

第19記-第22記まで。

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◆第22記◆20060408
彼のファーストキスは真故が頂きました。
彼は始め、迷っていたけど真故が好いと言ったからしてくれた。
でもあまり上手ではなかった。初めてなのにいきなり舌を入れてくるから。

其の日から何度も何度も。味を覚えると止められなくタイプみたいで、
中毒者みたいに毎日何度でもしてた。それもノーマルではなくフレンチで。
気がついたら真故が中毒者に成るほど上手くなってた。
何でも学習して上達するのが上手いから真故をすぐに感じさせてしまう。

彼とはフレンチしかしたことがない。挨拶程度でも必ず舌を入れてくる。

実を言うと、真故はキスが下手なんです。
だから彼に任せッきり。
それもまた、サディスト精神を挑発してる。と、よく言われる。

舌を使うのが上手いのか、からだ舌を這わせるときも少しの動きで
真故を確実にイかせてくれる。
感じて声を出すと嬉しそうに攻めを続けてイきそうになるとそうさせるまいと
今度はキス攻め。真故は好いように弄られて、そして快感を得てる。

キスされるとき、彼の睫毛がすこし当たるのにも感じてる、
真故こそが中毒者なんだろうか。

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◆第21記◆20060408
性感帯を撫でられるとどうも狂ってしまいそう。
真故は結構敏感に出来ていて、足はあまり感じないけれど腕や背中、腹など、
胴に性感帯が集まっている。
最近は腹部や腰が敏感になってくびれのところを撫でられるだけで立てなくなる。
勿論、鎖骨も感じるけど。

昔、彼はなにも知らなくて、知らないから結構大胆に触れてきた。
こういうときはくっ付き過ぎない方がいいのに人前で真故を取られまいと
べったりくっついていたり、平気で手を回して来たり。
普通に他人に僕たち結婚しますから。誓約も交してます。とか平気でいうし。

でも最近学んだのだから、少しは貞淑かと言うとそうではない。
・・・むしろ過激になった。
人がいるところでも平気でキスしてくる。力が強いから離れられない。
嫌がっていると余計に彼をそそってしまい、逆に力も強くなる。

そんなところで性感帯なんて撫でられたらもうおしまい。

真故は逃げるどころか彼の好いようになってしまう。
回りに人が沢山いるわけじゃない。まちまちと居るだけだけど。
公園とかのベンチだと子供も近くに居るから冷やかされてウザい。

恥ずかしいから止めてというと、顔はそんなこと言ってないよ。と笑われる。

実際、そうだから何も言えないのだけれど。

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◆第20記◆20060407
真故の体には傷が沢山あった。
今は少しずつ消えていったため、腹にも背中にも、首にも傷はない。
自殺未遂・仕返し・荒くれた生活の合間にできたもので
どれがどのときのものなんか覚えてやしない。

彼と付き合った当初は体には物凄い数の傷があった。
浅いけれど掻き傷や膿んで腫れたり欝血したり、大きなアザも。

彼が真故を初めて押し倒した夜は窓にカーテンがなくて月の光がそのまま、
真故のからだを照らしてた。
照明のときよりも真故の傷ははっきりと浮きあがって見えて、
一瞬彼が眼を見張り、息を飲んだのが止まった指先から感じられた。

押し倒される前、真故の精神も少しずつ落ちついていたとき。
彼も安心してたんだと思う。・・・この傷に気付くまでは。
彼は何故、突然真故が露出の高い服を着なくなったのか。の理由を
こんなかたちで思い知らされた。

ごめんなさい。

無意識のうちに謝ってた。彼の首に回した手も解いて彼を見ようとした。
けど、彼は真故の首の付け根に顔を埋めて惟だ真故を抱きしめてた。
幻滅ではなくて何故気付かなかったのかという罪悪感が
彼を満たしていたんじゃないか、と思えてくる。

見せて。

しばらくして彼は真故にそう言った。
真故の身を抱き起こして一つ一つ傷をなぞる。

俺が2度とこんな思いをさせない。

真故の眼を見て誓ってくれた。全てを受け入れてくれる、すごく嬉しかった。

真故のからだに触れる彼の指が優しくて、少しだけ震えていた。

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◆第19記◆20060407
真故のからだで、彼の好きな部分のひとつ、【鎖骨】。
スタイルもよくないし顔にも自身があるわけじゃない。
でもこの鎖骨だけはマシだと思う。

真故は色が白いから、窓の月明かりで鎖骨にリアルな影ができる。
それがたまらなくそそるのだと彼は教えてくれた。
体は固いけど肉が付いているので抱きしめ心地がいいと喜んでもくれる。

真故の【眼】や【髪】が好きだとも言ってくれた。

眼は大きくはない。でも瞳は大きい方で、真っ黒な為、縁が紺色。
髪の毛も、ちょっと赤毛。昔はめちゃくちゃ赤かった。
・・・赤毛なのも眼がそうなのも母親似なんだけど。

其の眼で何を見てきたのかすごく気になるよ。

と毎回のように言ってくる。
・・・真故はこの眼で人とそれを取り巻く社会と、自分を睨みつけてきたよ。
人を騙したり嘲笑ったり人の不幸を惟だ凝視してきた眼。
こんな眼を人になんか上げられないけど、
でも彼を見つめられるこの眼を恨んだりは決してしない。

真故は頭の悪いあさはかな狂犬だから、ときどき余所見もしてしまうけど
真故だけを見つめていてね。
目が乾いてコンタクトレンズが落ちてしまっても気付かない程見つめて、
何を手放しても真故だけは手放さないで。

この体を愛してくれるのは彼方だけなんだから。



*slave principle* Bワイ.Shinyue
 
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